自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。
日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。【テキスト/髙久 多樂】
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2012.02.06
「わからねえ、どうにもわからねぇ」黒澤明の名作『羅生門』の冒頭。激しく雨が降り続けるなか、羅生門で雨宿りをしている男が独り言をつぶやく。ある殺人事件に際して証言した3人の供述内容が…
2012.01.29
このところの寒波はなんだ?寒さに滅法弱い私は、体表面積を80%くらいに縮めて放熱を抑え、ふだんより1枚余分に着込んで対応するものの、やはり劣勢は免れない。ちなみに、暑さには強い。さ…
2012.01.21
枯山水について、不思議に思ったことはないだろうか。私は何度もある。枯山水とは、龍安寺や南禅寺や銀閣寺にある、アレである。砂に引いた流線が水の流れを表すのだという。理由がふるっている…
2012.01.17
本ブログでも何度か書いたが、およそ7時間くらい並んでパリのエリゼ宮を内覧したことがある。ふだん、一般人は入れないどころか、警備が厳しくて近寄ることもままならない。しかし、偶然にも年…
2012.01.12
最近、少しずつ続けているものがある。黒澤明の作品をもう一度すべて見ることと、いろいろな公園を歩くこと。黒澤作品は日本の文化遺産なので、すべての作品を持っていなければならないという認…