The first step is always the hardest.
ことわざ
はじめの第一歩がいちばん大変。
なぜなら未知の世界だから。人は、未体験のことに警戒するようにできている。自衛のための本能だろう。
しかし、その第一歩を怖がっていては、道は拓けないことも事実。それでは惰性のルーティンになってしまう。
ルーティンには2種類あると思う。ひとつは、新しい第一歩につながるベースとなるもの。このベースがないと、なにをやってもフラフラと流されてしまう。
もうひとつは、単に惰性として行われているもの。そもそもそれをルーティンとは呼ばないが……。
新しい世界へ第一歩を踏み出すと、いやおうなく結果がついてくる。それは「失敗」という烙印かもしれない。しかし、その失敗が次につながる。その連なりが、その人らしい人生をつくっていく。
自分の体験から、あるいは多くの人を取材してきたことから、断じてそう言える。なんかの行動を起こせば、もれなく結果がついてくる。これこそが人生の醍醐味ではないか。
(第121回 231103)
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