Ask and it shall be given to you.
「求めよ、さらば与えられん」、これは真理のひとつである。
求めていない人に与えられることはない。どんなにいいチャンス、いい助言があっても、それを求めていなければただ目の前を通り過ぎていくだけ。
ただし、なにを求めるかが重要だ。多くの場合、「金」であると思うが(その証拠に、選挙の争点はほとんど金がらみである)、それはあとからついてくるもの。目先の金を追えば、かならず本末転倒になる。
トランプ政権は目先の金を追い、各国に高い関税をかけることにしたが、それがアメリカにとっていい結果につながるとは思えない。
では、金以外のなにを求めるのか?
ある意味、このことを考えるのが人生の醍醐味でもあるし、本来は考えずとも自分の本心が求めているはず。
しかし、現実に多くの人は「なにを求めていいかわからない」状態に陥っていると映る。あまりにも選択肢がありすぎるからだろう。
贅沢病である。皮肉なことに、食べ物のことを心配する必要がなくなって求めることを失った。
求めていれば、さながら乾いたスポンジに水を沁み込むように、驚くほど吸収できる。人間はそうできている。だから、
Ask and it shall be given to you.
(第138回 250405)
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