Think different.
1997年、アップル社が放った起死回生のキャンペーンのキャッチコピー。「考え方を変える」「発想を変える」と自分たちを、そして社会に意識変革を促した。「みんな、そうしてますよ」という言葉に弱い日本人には想像もつかない言葉だろう。
しかし、どの国にも同調圧力はある。「みんなと同じ」でいれば、楽なのだから。日本は歴史的背景からとりわけそういう空気が濃厚だが、「みんなと同じ」(=替りはいくらでもいる」という状態のまま激変する時代を乗り切っていけるとは思えない。守るところは守り、改めるところは改める。不易流行の精神が求められるのは古今東西変わるはずがない。
「そうは言っても……」となかなか重い腰を上げなかった人も、今般のコロナ禍では四の五の言っていられない状況になった。
であれば、自分から発想を変えてみよう。今のままでいいのか? こういう生き方でいいのか? 今まで当たり前のことだと思っていたが、ほんとうにそうだろうか? 本来の自分はどう変えたいのだろうか? それらの問いの先に、新たな自分が現れるにちがいない。
※本サイト内の「多樂スパイス」でもこの言葉について紹介しています。
(第6回 200608)
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