自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。
日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。【テキスト/髙久 多樂】
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2025.12.14
そろそろこのテーマに、とりあえずの結論を見出したい。しかし「これが幸福だ」「幸福はここにある」と断定することは永遠にできないとも思っている。かのアラン、ラッセル、ヒルティによる「世…
2025.12.07
前回、お金について書いた。大金を追わないということは、大きな仕事をしないということにもつながる。表面的に読めば、「なんだ、リスクを犯すんじゃないということか」ということにもなるだろ…
2025.12.01
お金を追いすぎてはいけないし、お金に追われるのは論外。お金という亡者には一定の距離感が必要だ。「世の中、金じゃない」と言う人も「金で買えないものはない」と嘯く人も断じて間違っている…
2025.11.23
幸せとは?という人類にとって永遠の命題に100点満点の正解などない。幸せとは相対的・流動的であり、耐性があるため、あるときは幸せと感じたとしても、次に幸せを感じるとは限らない、とい…
2025.11.16
前回は、幸せとは相対的・流動的であり、同じ現象であっても、幸せと感じることもあれば、感じないこともあるということを書いた。今回はさらに、「幸せには耐性がある」と付け加えたい。どうい…
2025.11.10
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2025.11.02
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2025.10.19
66年以上も生きていると、いろいろなことがわかってくる(そのうち39年近く、会社経営をなりわいにしている)。18年間の雑誌編集で数百人もの人に取材し、身の周りの人たちをつぶさに見る…
2025.10.12
見ているうちに言葉を失った。目の前の絵が語りかけてくるのは、圧倒的な不条理。どうして有為の若者たちが死ななければならなかったのか。長野県上田市郊外の山中にある無言館は、行きたかった…

















