いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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岡本太郎
岡本太郎は放言癖のある人だった。半分以上はまじめに受け取る必要のない言葉といえるが、しばしば無視できない言葉に出くわす。掲出の言葉もそうだろう。現代は、「面と向かったら、なるべく本音を言わない。そのか…
千住博
ニューヨークを拠点に活躍する日本画家・千住博著『美は時を超える』から。「美」とはなにか、と考えることがある。美の概念はきわめて曖昧で、個々人の感性によっても著しく変わる。袋小路に陥ると、次のやりとりを…
茨木のり子
辛辣な言葉で世相に切り込む詩で知られる、戦後を代表する詩人のひとり。「わたしがいちばんきれいだったとき」、戦争に踏みにじられ、青春を失ったとの思いから、反骨の精神を生き生きとした言葉に表した。『自分の…
出井伸之
元ソニーCEO・出井伸之さんの言葉。この言葉には含意がある。本は本来、読むためにあるもの。にもかかわらず、あえて買っておくだけでいいと言うからには、そこに込められた思いがある。出井さんはこの言葉に前後…
安永祖堂
臨済宗方広寺管長・安永祖堂老師の言葉。安永老師にとって禅とは理解するものではなく、生きることそのものと説く。世の中には無数の仕事、生業(なりわい)がある。そのなかから自分に合ったひとつを選び、心を込め…
河江肖剰
NHKの「ACADEMIA」という番組で、エジプト考古学者の河江肖剰氏が語った言葉。視聴者から「今、考古学を学んでいますが、友だちから、考古学を学んで将来どうするのと聞かれることが多い。若い頃、河江さ…
鈴木ともこ
漫画家・鈴木ともこさんの言葉。蝶ヶ岳〜常念岳側から槍ヶ岳〜穂高連峰を見ながら彼女がつぶやいた言葉。物事の真理は、ふとした言葉に宿ることが多い。これもそのひとつだろう。人間は幸せと不幸を感じ分けることの…
小林克也
小林克也さんが元気だ。そう、ロックファンなら誰もが知っている、あの人である。いまでも「ベストヒットUSA」という番組の司会者を務めているが、あの歳になっても変わらず〝音楽ラブ♥〟を貫いている。以前のよ…
徳川家康
知勇をめぐらす傑物が群雄割拠した戦国時代、最終的な勝者になるのは天文学的な確率であろうが、それを仕留めたのは、家康であった。そんな家康の真骨頂が、この言葉に表れている。曰く、負けを知らない者は大きな代…
与謝野晶子
明治から昭和初期にかけて活躍した歌人・与謝野晶子。当時タブーであった女性の官能を鮮やかに描いた『みだれ髪』や、軍国主義の風が吹き始めた時代に『君死にたもふことなかれ』を発表するなど、その大胆な創作に世…