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No.44

命の躍動を撮る
動物写真家・福田俊司のメッセージ

Contents

 野性動物に魅せられた男がいる。大自然の中で、文字通り「命を張って」生きている動物の生命力に惹きつけられ、四十年もの間、過酷な条件下で写真を撮り続けている男がいる。
 その名は、福田俊司。
 いわゆる職業動物写真家ではない。生活の糧を得るための仕事が職業ということであれば、彼の職業はビジネスホテルの経営者だ。
 しかし、福田の活動を知っている人で、彼をアマチュアと言う人はいない。それによって食べなければいけないという呪縛がない文、福田氏は初心を貫いていると言える。売れるために、とか、誰かの依頼でやむなく、というものと一線を画すことのできる立場に身をおいているからできること。
 だから、福田氏の写真には媚びやへつらいがない。真に自分が撮りたい写真だけにこだわり、一心にターゲットを追う。零下五十度にもなる白銀の世界で、十日間ただ一人、朝から夜までじっとカメラを構えて「獲物」を待つことも平気である。なぜなら、それすらも福田氏にとっては、自分がやりたいことであるからだ。
 何が彼をそこまで衝き動かすのか、その源を探ってみたい。

●企画・構成・取材・文・制作/髙久 多美男
●写真/渡辺 幸宏

 

● fooga No.44 【フーガ 2005年 9月号】

●A4 約90ページ 一部カラー刷り

●定価/500円(税込)
●月刊
●2005年8月25日発行

 

おかげさまをもちまして、完売いたしました

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