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No.47

永遠に変わらぬものを
林香君の見つめる先

Contents

「文は人なり」という言葉があるが、「陶芸もまた人なり」と言えるのではないか。いや、世の中のあらゆる仕事にその人の人柄が現れるといっても過言ではないだろう。
 林香君さんの陶芸もまた人柄が色濃くにじみ出ている。ある時は苦悩し、ある時は快活に笑い、ある時は真摯に自身の人生観を語るチャーミングな林香君さんそのものが作品たちに現れている。芸は怖い、と思う。
 香君さんの作品は一見、男っぽいと思うこともある。しっかりと重心をおろし、地を踏みしめたような作品が多いからだ。しかし、その内側には女性の優しさが横溢していることに気づかされる。
 香君さんを語る時、忘れてならないのは、時間の観念がとても長いことだ。めまぐるしく変わる現代において、数十年、数百年を見据えて仕事に取り組むことはかなり難儀なことにちがいないが、現代社会に急かされても自分の時間軸をしっかりと携え、やるべき仕事に取り組んでいる。
 その清々しい仕事ぶりのほんの一端でも紹介できればと思い、この特集を組んだ。

●企画・構成・取材・文・制作/髙久 多美男
●写真/渡辺 幸宏

 

● fooga No.47 【フーガ 2005年 12月号】

●A4 約90ページ 一部カラー刷り
●定価/500円(税込)
●月刊
●2005年11月25日発行

 

おかげさまをもちまして、完売いたしました

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