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No.54

よく働き、よく遊び、
伊藤信夫、今日も完全燃焼!

Contents

 宇都宮の餃子が、一過性の人気で終わる可能性は大いにあっただろう。

 なにしろ世間は、ブームをこしらえては忘れ去るということが好きだ。事実、ほとんどのブームは台風のようにあっという間に過ぎ、半歩遅れてブームにのった人たちを惨めな姿のまま、置き去りにしてしまう。

 

 その点、宇都宮の餃子はちがった。

 きちんと餃子をつくる仕事をしている人がたくさんいたからだ。そして、そういう彼らをシンボライズしているのが、今回紹介する伊藤信夫さんなのだろう。伊藤さんの仕事ぶりや生き方が、いつしか宇都宮の餃子に二重写しとなり、これは一過性のまがいものではないと多くの人たちが認めてくれたからこそ、宇都宮の餃子は全国的に定着したのだと思う。

 

 表紙の顔を見てほしい。四十過ぎたら顔が名刺、と言われるが、まさしくその通りではないか。実に、いい顔をしている。皺のつき方が、幸せな人生を物語っている。いい顔だなあと、つくづく思う。

 

 そんな伊藤さんの特集である。

●企画・構成・取材・文・制作/髙久 多美男
●写真/渡辺 幸宏

 

● fooga No.54 【フーガ 2006年 7月号】

●A4 約90ページ 一部カラー刷り

●定価/500円(税込)
●月刊
●2006年6月25日発行

 

おかげさまをもちまして、完売いたしました

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