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No.12

酒神の宿る蔵
2人の杜氏

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 「日本酒」。その名の通り、日本で生まれた酒である。しかし製造方法で変わる酒の呼び名や、精米歩合、日本酒度といった表示の読み方さえあまり知られていない。またその醸造方法は世界でも類を見ないほど複雑で多様だ。
 栃木県は質の良い日本酒を造る蔵元の多い土地である。良質の水と酒造りに適した気候、そして優れた技術と情熱を持った多くの蔵人たち。
 身近にあるのでつい忘れがちだが、栃木の蔵元が醸す酒を、もっと我々は誇って良いと思う。新潟や東北ばかりがもてはやされているが、じっくりと味わい、飲み比べれば、そのレベルの高さに驚くはずだ。日本酒を楽しむ知識を身につけ、お気に入りの銘柄を密得ることは、人生を何倍も楽しくするといっても過言ではないだろう。
 日本酒は「杜氏」と呼ばれる酒造技術者集団によって造られる。機械化が進んだ現在も、基本は手づくりで、長年培った人間の勘を頼りにする。しかし作業そのものは過酷で、体力と精神力を要する。
 これからの時代は、消費者の嗜好の変化も取り入れながら蔵元独自の味わいをも出していかなければならない。これまでの酒造りと異なり、杜氏の仕事も変化しつつある。今回は二人の杜氏をとおして、栃木産の日本酒の素晴らしさを知っていただきたいと思う。

●企画・構成・取材・文・制作/大海 淳宏
●写真/渡辺 幸宏

 

● fooga No.12 【フーガ 2003年 1月号】

●A4 約90ページ 一部カラー刷り
●定価/500円(税込)
●月刊
●2002年12月25日発行

 

おかげさまをもちまして、完売いたしました

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